※本記事はアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト等)を含みます。
「朝起きたとき、もう気分が下がっている」
「夜、なかなか機嫌よく一日を閉じられない」
「アランの教えを、もっと毎日のリズムに溶かしたい」
こんにちは、社会福祉士・ケアマネジャーをしているしおこめパパです。3大幸福論編・アラン編㉑、テーマは「アランに学ぶ上機嫌の作り方──朝・夜の習慣5レッスン」です。
⑳の中間総括を踏まえて、シリーズ後半の最初は「アラン哲学を1日の両端に仕込む」実践編。朝3つ、夜2つの小さな習慣を、5つに整理してお届けします。アランが繰り返した「気分は習慣で整う」を、もっとも効くタイミングで実装する話です。
上機嫌は、目覚めた瞬間と、眠る瞬間に仕込む。
ケアマネ業務で「気分の波が小さい方」に共通しているのが、朝起きてからの30分と、寝る前の30分のルーティンが決まっていることです。アランが100年前に説いた「習慣で気分を整える」は、まさにこの1日の両端で発揮されます。
朝・夜の習慣で上機嫌を作るアランの5レッスン
ここからご紹介する5つは、朝3つ・夜2つ。1日で合計10分以内でできる規模です。続ける鍵は「小さく、短く、毎日」。気負わず、自分のリズムで取り入れてみてください。
① 朝1分「上機嫌の決意」
アラン編⑤で扱った「幸福は決意」を、朝の1分に仕込みます。布団から出る前か、コーヒーを淹れながら、心の中で「今日は上機嫌で行こう」とひと言決める。気分が乗っていなくても大丈夫。決意のひと言が、その日の方向を作ります。
アランは「楽観主義は意志である」と書きました。気分を待たず、こちらから決める。これだけで朝の解像度が変わります。
② 朝3分「身体を起こす儀式」
アラン編②⑪で扱った「身体から心を整える」を、朝の3分に仕込みます。深呼吸を3回、肩を回す、姿勢を伸ばす、軽い伸び――どれも気分を起こす身体の儀式です。
身体は、頭より速く起きます。身体を先に起こせば、心はあとからついてくる。これがアラン的な朝の整え方。アドラー編⑨「アドラーを毎日の習慣にする」とも地続きの実践です。
③ 朝3分「今日の小さな貢献」を1つ決める
アドラー編⑥の共同体感覚で扱った「貢献感」を、朝に1つ仕込みます。「今日、誰に・どんな小さな貢献をしたいか」を1行思い浮かべる。家族にひと言、同僚にひと笑顔、見知らぬ人にひと挨拶――どれでもいい。
1日の的を1つ持っているだけで、夜の「今日も意味があった」感がガラッと変わります。アランは「行動が幸福を生む」と書きました。朝に行動の的を持つのが、上機嫌の燃料です。
④ 夜3分「今日できたこと」を書く
夜の習慣の核は「できたこと」のレビューです。ノートでもメモアプリでも、頭の中でもいい。「今日、自分が達成したこと」「今日、誰かに渡せたこと」を3つだけ思い出します。
できなかったことを数えるのではなく、できたことを数える。アラン編⑤「行動が意味を作る」の応用編。これを書くと、自己肯定感が静かに育ち、夜の眠りが整います。
⑤ 夜の自己受容「今日の不機嫌を、明日に持ち越さない」
アラン編④で扱った「不機嫌は伝染する」「貯水池にならない」の応用編です。寝る前にひと言、心の中で「今日の不機嫌は、ここで置いていく」と決める。完璧に消す必要はありません。意識的に置いていく。
アドラー編⑧「自己受容」と地続きの実践です。今日できなかったこと、不機嫌だった時間を、夜にちゃんと許す。夜は責める時間ではなく、許す時間。アランが渡してくれる、いちばん静かな閉じ方です。

アランの『幸福論』を、もっと深めたい方へ
ここまでの5つのレッスンを読んで「アランの教えを、すぐ使える「メソッド」として手元に置きたい」と感じた方には、『超訳 アランの幸福論』(許成準)がおすすめです。アラン哲学を実用的に超訳した一冊で、朝の1ページとして毎日めくれる構成。1日10分のアラン習慣の相棒として最高です。
1日の両端を整えると、真ん中も整う
朝の決意、身体の儀式、貢献の的、夜のできたこと、不機嫌の解放――この5つの習慣は、すべて「1分〜3分でできる小さな所作」です。全部やる必要はありません。朝1つ、夜1つだけでも十分。続ければ、アランが自分の身体感覚になっていきます。
続けられない日があってもいい
朝に余裕がない日、夜に倒れこむように寝てしまう日、習慣を全部すっ飛ばす週――どれも、あって当然です。続けられない自分を、責めないことのほうが大事。アランは「気分は習慣」と言いました。一日の崩れで習慣は壊れません。明日また、朝のひと言から始めれば十分です。

あわせて読みたい一冊
朝のコーヒータイムや夜のリラックスタイムに、視覚でも楽しめる形でアランを取り入れたい方には、『アランの幸福論 ビジュアル版』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)もおすすめです。写真と組み合わされた美しい一冊で、めくるだけで上機嫌が補給される、朝夜の相棒にぴったりの本です。
シリーズの今後について
次回㉒は「アランに学ぶ介護・親世代との関わり方5レッスン(ケアマネ視点)」をお届けします。アラン哲学を介護現場の実感と重ねて、もう一歩深く整理します。「3大幸福論編・アラン編」はシリーズ全30回まで継続予定です。
このシリーズの他の記事
- 3大幸福論編・アラン編① アラン『幸福論』入門|「幸福は作るもの」5つの基本
- 3大幸福論編・アラン編② アラン『幸福論』の核──気分・身体・行動を整える5レッスン
- 3大幸福論編・アラン編③ 想像力との付き合い方5レッスン
- 3大幸福論編・アラン編④ 怒り・不機嫌との付き合い方5レッスン
- 3大幸福論編・アラン編⑤ 行動と意志──幸福を作る決意のレッスン5
- 3大幸福論編・アラン編⑥ アラン流の人間関係──礼儀作法と他者との距離5レッスン
- 3大幸福論編・アラン編⑦ アランに学ぶ家族・夫婦の幸福5レッスン
- 3大幸福論編・アラン編⑧ アランに学ぶ子育て・教育5レッスン
- 3大幸福論編・アラン編⑨ アランに学ぶ仕事と退屈の処方箋5レッスン
- 3大幸福論編・アラン編⑩ アランに学ぶ友情の育て方5レッスン
- 3大幸福論編・アラン編⑪ アランに学ぶ健康・身体の整え方5レッスン
- 3大幸福論編・アラン編⑫ アランに学ぶ病・老い・死との向き合い方5レッスン
- 3大幸福論編・アラン編⑬ アランに学ぶお金との付き合い方5レッスン
- 3大幸福論編・アラン編⑭ アランに学ぶ悲しみ・嘆きとの付き合い方5レッスン
- 3大幸福論編・アラン編⑮ アランに学ぶ詩・芸術・美との出会い方5レッスン
- 3大幸福論編・アラン編⑯ アランに学ぶ会話・話し方5レッスン
- 3大幸福論編・アラン編⑰ アランに学ぶ独りの時間・孤独5レッスン
- 3大幸福論編・アラン編⑱ アランに学ぶ情念の整理──スピノザに学んだアラン哲学5レッスン
- 3大幸福論編・アラン編⑲ アランに学ぶストア派的な知恵5レッスン
- 3大幸福論編・アラン編⑳ アラン編・中間総括──①〜⑲をぎゅっと一枚に5レッスン
- 前シリーズ・アドラーの教え編㉚ 幸福についてのアドラーの教えを深掘り|次シリーズへの橋渡し


コメント