ラッセル③「幸福をもたらすもの」5レッスン|普遍的で確か

※本記事はアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト等)を含みます。

「不幸の原因はわかった、では幸福はどう作るの?」
「ラッセルが説いた幸福の作り方を知りたい」
「具体的に何をすれば幸福が獲得できる?」

こんにちは、社会福祉士・ケアマネジャーをしているしおこめパパです。3大幸福論編・ラッセル編③、テーマは「ラッセルに学ぶ幸福をもたらすもの5レッスン」です。

ラッセル『幸福論』の後半は、不幸の原因を取り除いたあと「何が幸福を作るか」を分析する内容に充てられています。前回②の「不幸の原因」とセットで、ラッセル哲学の二本柱が完成します。

幸福をもたらすのは、外への関心、活動、愛、家族、趣味──普遍的だが、確かなもの。

ケアマネ業務で晩年に穏やかな方を見ていると、ラッセルが挙げた「幸福をもたらすもの」を実践してこられたケースがほとんどです。家族、趣味、人とのつながり、仕事への熱意――どれも普遍的で、現代でもそのまま効く要素です。

ラッセルに学ぶ幸福をもたらすもの5レッスン

ここからご紹介する5つは、ラッセル『幸福論』後半が示した代表的な幸福の源です。「自分の幸福にはどれが足りていないか」を意識して読んでみてください。

① 「外への関心」が幸福の入口

ラッセルは「外への関心を広げることが、幸福獲得の核」と書きました。自分のことばかり考えるのをやめ、外の世界(仕事、人、自然、思想)に意識を広げる。これが幸福の最大の起点です。

1日に1回、自分以外のことに集中する時間を作る。外への関心は、幸福の燃料。アドラー編⑥共同体感覚編、アラン編⑩友情編、ヒルティ編㉑沈黙と内省編とも完全に重なる視点です。

② 「活動」が幸福を支える

ラッセルは「何かに打ち込んで活動している人は、必ず幸福になる」と書きました。職業、趣味、ボランティア、家庭仕事――どれでもいい。活動している状態が、人を幸福にします。

「何かに打ち込む対象」を1つ持つ。活動が、幸福の土台です。アラン編⑨仕事編、ヒルティ編③仕事編とも完全に重なる視点です。

③ 「愛と家族」が幸福の核

ラッセルは「愛と家族関係こそ、人生最大の幸福源」と書きました。配偶者、子ども、親、兄弟――こうした近しい関係が、人生を支えます。

家族との時間を意識的に作る、愛を表現する。愛は、幸福の最も濃い色です。アドラー編⑬夫婦編、アラン編⑦家族編、ヒルティ編⑨夫婦編とも完全に重なる視点です。

④ 「趣味と仕事の両立」

ラッセルは「仕事への熱意と、趣味への楽しみ、両方が幸福を作る」と書きました。仕事だけでも、趣味だけでもダメ。両方を持つことで、人生にバランスが生まれます。

仕事は仕事、趣味は趣味として、両方育てる。2つの軸を持つと、人生が安定する。アラン編⑮詩・芸術編、ヒルティ編⑥読書編とも完全に重なる視点です。

⑤ 「努力と諦め」のバランス

ラッセルは「達成可能なことには努力し、不可能なことは諦める知恵」と書きました。すべてを諦めるのは消極的、何でも頑張るのは消耗する。努力と諦めのバランスが、賢明な幸福です。

変えられることに集中し、変えられないことは受け入れる。これは現代のストア派的な知恵。アドラー編④課題の分離編、アラン編⑲ストア派編、ヒルティ編⑰忍耐編とも完全に重なる視点です。

Abeja (Bombus terrestris) en un Ptilotus exaltatus
Photo: Diego Delso / CC BY-SA 3.0 via Wikimedia Commons

ラッセルの『幸福論』を、もっと深めたい方へ

ここまでの5つのレッスンを読んで「ラッセルの言葉を、別の翻訳でも味わいたい」と感じた方には、『幸福論』(バートランド・ラッセル著・片桐ユズル訳/みすず書房)もおすすめです。みすず書房から出版された、別角度の信頼ある翻訳。岩波文庫版とは違う響きで、ラッセルの世界に出会えます。

👉 『ラッセル『幸福論』(片桐ユズル訳・みすず書房)』をAmazonで見る

幸福をもたらすのは「普遍的だが、確かなもの」

外への関心、活動、愛と家族、趣味と仕事の両立、努力と諦めのバランス――この5つは、ラッセルが100年近く前に分析した幸福の源です。どれも特別ではないが、確実に効くもの。これがラッセル幸福論の科学的な強みです。

幸福を感じられない日があってもいい

外に関心を広げられない日、活動する気力がない朝、愛を表現できない夜――どれも、あって当然です。感じられない自分を、責めないでください。明日また、1つの源から戻れば十分です。

Blue and orange clouds over the Mekong with a piro
Photo: Basile Morin / CC BY-SA 4.0 via Wikimedia Commons

あわせて読みたい一冊

ラッセル『幸福論』を、マンガで楽しく入りたい方には、『まんがでわかる ラッセルの『幸福論』の読み方』(小川仁志/宝島社)もおすすめです。書店勤務の主人公がラッセルを通して幸福を探していくストーリー仕立てで、累計285万部超「まんがでわかる」シリーズの一冊。マンガで楽しく学べる入口として最適です。

👉 『まんがでわかる ラッセルの『幸福論』の読み方』をAmazonで見る

シリーズの今後について

次回④は「ラッセルに学ぶ比較癖を手放す5レッスン」をお届けします。「比較こそ現代人の最大の不幸源」というラッセル哲学を深掘りし、現代のSNS時代に応用します。「3大幸福論編・ラッセル編」はシリーズ全30回まで継続予定です。

このシリーズの他の記事

コメント

タイトルとURLをコピーしました