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「夜中に目が冴えて、眠れない日が続く」
「不安や悩みで、頭が止まらない夜がある」
「ヒルティが説いた『眠られぬ夜』の整え方を知りたい」
こんにちは、社会福祉士・ケアマネジャーをしているしおこめパパです。3大幸福論編・ヒルティ編⑮、テーマは「ヒルティに学ぶ眠れぬ夜の過ごし方5レッスン」です。
ヒルティのもうひとつの代表作『眠られぬ夜のために』は、まさに不眠の夜のために書かれた本でした。眠れない時間を、ただ消耗する時間ではなく、内省と整えの時間に変える――今日はその核を5つに整理してお届けします。
眠れぬ夜は、苦しみの場ではなく、整えの場。眠れない時間こそ、内側を磨ける。
ケアマネ業務で「夜眠れない」と訴える方は本当に多い。眠れないこと自体を「悪」と捉えると、夜は地獄になります。逆に、眠れない時間にも意味を見出すと、夜の過ごし方が変わる――ヒルティの教えは、その視点の転換を渡してくれます。
ヒルティに学ぶ眠れぬ夜の過ごし方5レッスン
ここからご紹介する5つは、不眠を治す医療的処方ではなく「眠れない時間との付き合い方」です。眠れない夜を、敵ではなく相棒に変える視点として読んでみてください。
① 「眠ろう」と力まない
ヒルティは「眠ろうと強く願うほど、眠りは遠のく」と書きました。眠れないことに焦るほど、緊張は高まる。眠れないなら眠れないでいい、と一度諦める姿勢が、逆に眠りを呼びます。
「眠れない夜もあるよね」と自分に許可を出す。アラン編㉔完璧主義編、ヒルティ編⑪習慣編「淡々と再開」と完全に重なる発想です。諦めると、力が抜けるのです。
② 「眠れない時間」を読書に充てる
ヒルティ自身が『眠られぬ夜のために』を、不眠の夜の読書のために書きました。眠れないなら、無理に寝床にいるより、起きて本を読む。これがヒルティ流の提案です。
スマホは避けて、紙の本がベスト。夜の頭は、昼と違う深さで本を読めます。ヒルティ編⑥読書編、アラン編⑰孤独編「独りの時間」とも完全に重なる実践です。
③ 「悩み事を翌朝に持ち越す」
ヒルティは「夜の悩みは、朝にはたいてい消える」と書きました。眠れない時、頭の中をぐるぐる回る悩み――それを「朝に取っておく」と意識的に置く。夜の判断は信用しないのがヒルティ流です。
「これは朝に考えよう」と心の中で言って、紙やメモに書き出す。外に出すと、頭の中は静かになります。アラン編④怒り編「一晩寝かせる」、アドラー編⑬夫婦編「夜の言葉は信用しない」と完全に重なります。
④ 「身体を整える」を最優先に
ヒルティはアランと同じく、「身体を整えると、眠りもついてくる」と書きました。深呼吸、ストレッチ、温かい飲み物、間接照明、足湯――どれも身体を眠る側に持っていく所作です。
心で眠ろうとせず、身体に手を入れる。身体は眠りの入口。アラン編⑪健康編「眠りの準備」、ヒルティ編⑬健康編「身体の声を聴く」と完全に重なる実践です。
⑤ 「夜の感謝」で締める
ヒルティ編⑭感謝編で扱った「夜の3つの感謝」を、不眠の夜にこそ実践します。眠れない夜こそ、今日感謝したいことを3つ思い出す。これだけで頭の中の重さがふっと変わります。
眠るためではなく、整えるために。感謝の言葉は、頭の中の不安を上書きする。アラン編㉑朝夜の習慣編、アドラー編⑨毎日の習慣編とも完全に重なる実践です。

ヒルティの『幸福論』を、もっと深めたい方へ
ここまでの5つのレッスンを読んで「眠れぬ夜の相棒として、ヒルティの言葉を手元に置きたい」と感じた方には、『眠られぬ夜のために 第一部』(ヒルティ著・草間平作・大和邦太郎訳/岩波文庫)がおすすめです。365日分の短い随想集で、まさに眠れない夜のために書かれた一冊。生涯持ち歩ける最高の相棒です。
眠れない夜は「敵」ではなく「相棒」
力まない、読書に充てる、悩み事を翌朝に持ち越す、身体を整える、感謝で締める――この5つは、すべて「眠れぬ夜と付き合う」実践です。眠れないことを敵にせず、ある時間として迎える。これがヒルティの夜の哲学です。
眠れない夜が続いてもいい
連日眠れない週、何をしても効かない夜、焦りで余計に眠れなくなる時――どれも、あって当然です。眠れない自分を、責めないでください。ヒルティも眠れない夜を持っていたから、あの本が生まれました。眠れない夜は、ある時間を整えるための時間です。

あわせて読みたい一冊
『眠られぬ夜のために』第一部に続く、続編もあわせて手元に置きたい方には、『眠られぬ夜のために 第二部』(ヒルティ著・草間平作・大和邦太郎訳/岩波文庫)もおすすめです。第一部と続けて読むと、365日×2の充実した夜の相棒になります。
心の疲れは、体の休め方でずいぶん変わります。眠りの浅さや腰の負担が気になる方は、寝具から見直してみるのも一つの手です。↓
眠れない夜や、気持ちをそっと静めたいときに——。筆者(社会福祉士・ケアマネジャーで、現役の補聴器相談員)が、自作の自然音×アンビエントBGMをYouTubeで公開しています。「耳」と「心」にやさしい“音の休憩室”です。
🎧 現役相談員のリラックスBGM(YouTube)を聴いてみる
なかなか寝つけない夜が続くときは、休息の質をそっと支えてくれるアイテムを取り入れてみるのも一つの方法です。↓
シリーズの今後について
次回⑯は「ヒルティ編・中間総括──ここまでの15レッスンをぎゅっと一枚に」をお届け予定です。①〜⑮で見てきたヒルティ哲学の核を、毎日に効く形で再整理します。「3大幸福論編・ヒルティ編」はシリーズ全30回まで継続予定です。
このシリーズの他の記事
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- 3大幸福論編・ヒルティ編③ ヒルティに学ぶ仕事の哲学──祝福としての労働5レッスン
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- 3大幸福論編・ヒルティ編⑫ ヒルティに学ぶ信仰・精神的支柱の作り方5レッスン
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- 3大幸福論編・ヒルティ編⑭ ヒルティに学ぶ感謝の習慣5レッスン
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