【トイプードルとの暮らし/ワンちゃんとの生活編①】対人援助のプロでも対”犬”援助は素人だった僕が学んだ「最初の10ポイント」

「これからトイプードルを家族に迎えたい」
「迎えたばかりで、毎日試行錯誤」
「しつけ本を読んでも、頭の中で整理しきれない」――。

こんにちは、社会福祉士・ケアマネジャーをしている「しおこめパパ」です。
わが家にトイプードルがやってきたのは、子どもが生まれるよりずっと前のこと。妻と二人、はじめての”わんことの暮らし”に飛び込んだ日のドキドキを、今でもはっきり覚えています。

仕事では「対人援助」を学んできた僕も、対”犬”援助は完全に素人
ネットで調べ、本を読み、トレーナーさんに聞き、毎日苦労しながら、少しずつ”わんことの暮らし方”を覚えてきました。

この記事は、新シリーズ「トイプードルとの暮らし/ワンちゃんとの生活編」第①回
このシリーズは、子どもがまだいない/これからわんこを迎える/いま迎えてしつけ中の方に向けて、1記事10ポイントずつ、テーマを変えながら①②③…とどんどん書き足していく長期連載として展開予定です。

今回(第①回)は、まず「最初の30日くらいで意識したい基本のき」を10個。社会福祉士として身についた“観察と伴走”の感覚も、ところどころで出てきます。

そもそもトイプードルってどんな犬種?

トイプードルは、賢くて、社交的で、運動量もそこそこ必要な小型犬です。

  • 知能が高い:覚えるのが早い反面、悪い習慣も早く覚える
  • 抜け毛が少ない:その代わり、定期的なトリミングが必須
  • 運動量はそこそこ:1日2回・各15〜30分の散歩が目安
  • 家族にとても従順:飼い主の感情に敏感で、空気を読む
  • 骨格が華奢:高所からの飛び降り・段差には注意

「賢い犬」と聞くとラクそうに思えますが、実際は「賢いゆえに、こちらの一貫性が試される」のがトイプードル。あいまいな対応をすると、すぐに見抜かれます。

社会福祉士パパが学んだ「最初の10ポイント」【ワンちゃんとの生活編①】

① まずは「環境」から整える(クレート・サークル・トイレ)

わんこを迎える前に、まず“安心できる場所”を作っておきます。クレート(自分専用の小さな寝床)、サークル、トイレシートのレイアウト。
これは社会福祉士の世界で言う「環境調整」そのまま。「人を変える」より「環境を整える」ほうが、はるかにストレスなく行動が定着します。

② 「待つ」を大事にする(信頼関係の土台)

迎えた初日から「あれをさせよう」「これをさせよう」と前のめりになりがち。でも、いちばん最初にすべきは、“待つこと”
新しい家・新しい匂い・新しい音。わんこも緊張しています。
こちらから無理にかまわず、わんこから近づいてくるのを待つ。これが、福祉援助で言う「ラポール(信頼関係)形成」の第一歩です。

③ 「名前を呼ぶ → いいことがある」をセットにする

名前を呼んでもこちらを向かない――最初はみんなそうです。
意識したいのは、名前を呼ぶたびに、いいこと(おやつ・なでなで・笑顔)が起きる体験を積ませること。
「名前=注意される合図」になると、呼んでも来てくれない子になります。「名前=うれしいこと」を最初の刷り込みにします。

④ アイコンタクトを習慣化する

信頼関係の中心は、目を合わせること
名前を呼ぶ→目が合う→ほめる、を繰り返すだけで、わんこは「飼い主と目を合わせるといいことが起きる」と覚えます。
これは社会福祉士の面接技法でも大事にされる「ノンバーバル・コミュニケーションの土台」そのままです。

⑤ ご飯のルールを最初に決める

「ご飯前にお座り」「許可が出たら食べる」。
これは厳しさのためではなく、“飼い主のリードを心地よく受け入れる練習”のため。
毎日3回(子犬期は3〜4回)の食事は、トレーニングのチャンスでもあります。

⑥ トイレトレーニングは「成功した瞬間」を逃さない

トイレトレーニングは、最初の山場のひとつ。
大事なのは、失敗を叱らず、成功した瞬間に大袈裟にほめること。
これは福祉援助の「ストレングス視点」と同じ。「できなかったところ」より「できたところ」に光を当てるほうが、行動はずっと早く定着します。

⑦ 散歩のリズムを早めにつくる

社会化期(生後〜4か月くらい)は、“いろいろな景色・音・人・他のわんこ”に触れる絶好のチャンス。
無理のない範囲で、抱っこでもいいので外の空気に慣れさせます。
家のなかだけで完結させると、警戒心の強い子になりやすい傾向があります。

⑧ ブラッシング・お手入れの習慣化

トイプードルは毛が伸び続ける犬種。ブラッシング、足拭き、耳掃除、歯磨き――どれも毎日の小さなルーティンとして早めに慣らします。
「お手入れ=嫌な時間」になると一生苦労するので、短く・ご褒美付きで・楽しくを徹底します。

⑨ 1日の生活リズムを整える

起きる時間、食事の時間、散歩の時間、寝る時間。“毎日同じリズム”がいちばんわんこの安心につながります。
福祉援助で言う「予測可能性の確保」と同じで、何が起きるか予想できる環境では、わんこも人も穏やかに過ごせます。

⑩ 犬種特性(トイプードル)を理解する

「賢い」「社交的」「運動量そこそこ」「華奢」というトイプードルの特性を踏まえて、無理のない関わり方を選んでいきます。
“その犬種だからこその大事な配慮”を意識するだけで、トラブルが激減します。
これは社会福祉士の「個別性の尊重」を、犬に対しても貫く感覚です。

「対人援助の感覚」が、対犬援助でも生きる

はじめは、対人援助で身につけた感覚が、まさかわんこにも応用できるとは思っていませんでした。
でも、暮らしていくうちに、こんなことを実感するようになります。

「環境を整える」「信頼関係をまず築く」「失敗より成功に光を当てる」「予測可能性を確保する」――。
福祉援助で大事にされていることは、そのまま犬との暮らしにも生きる

もちろん、犬には犬の専門家(獣医師、トリマーさん、トレーナーさん)の知見が必要です。
でも、土台にある「相手を尊重して、安心できる関係を作る」姿勢は、対象が人でも犬でも、まったく同じだと感じています。

うまくいかない日があってもいい

わが家も、最初の数か月は本当に大変でした。
夜泣き、トイレの失敗、家具のかじり、噛み癖、留守番中の鳴き声――。“想像していたかわいい暮らし”とのギャップに、何度も心が折れかけました。

そんなときに支えになったのが、「これは練習期間。完成形ではない」と捉え直すこと。
人を育てるのと同じで、わんことの暮らしも、“短期戦ではなく長期戦”。1年・2年と一緒に過ごすうちに、不思議なくらい落ち着いてきます。

シリーズの今後について

今回はシリーズの第①回として、「最初の30日くらいで意識したい基本のき」10ポイントをお届けしました。
次回以降のワンちゃんとの生活編②、③…では、テーマを変えながら、また別の10ポイントを取り上げていきます。

予定しているテーマ案(順不同)。

  • トイプードルの「お手入れ・トリミング」10ポイント
  • 「噛み癖・吠え癖・分離不安」への向き合い方10ポイント
  • 散歩・お出かけを楽しむための10ポイント
  • 犬と暮らす家の「危険・健康」チェック10ポイント
  • シニアに向けて準備したい10ポイント

あわせて、子どもがいる家庭ならではの視点をまとめた〈ワンちゃん&子供との生活編〉シリーズも進めていきます。子どもがいるご家庭、これから子どもを迎える予定の方は、ぜひそちらもどうぞ。

このブログでは、わんこのほかにも、子育て社会福祉士の仕事・資格取得マイル旅などについても発信しています。

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