ヒルティ⑬「健康と身体」5レッスン|地味な規則性が健康を守る

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「健康が大事だとわかっていても、つい後回しに」
「規律ある身体習慣を身につけたい」
「ヒルティの健康観を、現代の暮らしに落としたい」

こんにちは、社会福祉士・ケアマネジャーをしているしおこめパパです。3大幸福論編・ヒルティ編⑬、テーマは「ヒルティに学ぶ健康と身体の整え方5レッスン」です。

ヒルティは『幸福論』で「健康は最大の財産」と書きました。お金より、地位より、人間関係より、まず健康。失ってから気づくのではなく、ある時に守る――今日はその核を5つに整理してお届けします。

健康は失ってから気づく財産。ある時に整えるのが、いちばん大きな投資。

ケアマネ業務で晩年の方を見ていると、「若い頃から身体を整える習慣を持っていた方」ほど、80歳90歳でも自分の足で歩けています。ヒルティが100年前から強調した健康観は、現代でこそ価値が増しています。

ヒルティに学ぶ健康と身体の整え方5レッスン

ここからご紹介する5つは、ストイックな健康法ではなく「日々続けられる身体の整え方」です。今の生活に1つだけ加える形で、読んでみてください。

① 健康を「目的」ではなく「土台」と捉える

ヒルティは「健康は人生の目的ではなく、人生を生きる土台」と書きました。健康そのものを目的化すると、際限のないストイックさに縛られます。健康は、何かをするための器として整える――これが入口です。

「何のために健康でいたいか」を問う。家族と過ごすため、仕事をするため、好きなことを続けるため――目的が見えれば、健康習慣も自然に選べます。

② 「歩く」ことを毎日に

ヒルティは「歩くことは、最高の運動かつ思索の場」と書きました。激しい運動より、毎日歩く。これが100年前のヒルティの結論であり、現代医学でも完全に裏付けられている真実です。

1日30分でいい、毎日歩く。通勤、買い物、散歩――どんな形でも。歩くは、健康と思索の両方を育てる。アラン編⑪健康編「歩く」と完全に同じ実践です。

③ 「規則的な食事と睡眠」を最優先に

ヒルティは「規則正しさは、最強の医者」と書きました。何を食べるかより、いつ食べるか。何時間寝るかより、毎日同じ時間に寝る。規則性が、身体の土台を作るのがヒルティ流です。

朝・昼・夜を決まった時間に。寝る時間も決まった時間に。身体は規則性を喜ぶ。アラン編㉑朝夜の習慣編とも完全に重なる実践です。

④ 「過剰を避ける」

ヒルティは「過食、過飲、過労はすべて健康の敵」と書きました。何かを「取らない」ことより、「取りすぎない」ことが大事。節度を守るのが、長く続く健康法です。

好きなものを完全に断つのではなく、量を抑える。たまには休む、たまには楽しむ。過剰でなければ、何でもいい。アラン編⑪健康編「食はふつうが最高」と完全に重なります。

⑤ 「身体の声」を聴く

ヒルティは「身体は最良の医者、その声を聴け」と書きました。眠い時は寝る、疲れた時は休む、痛い時は無理しない――こんな当たり前のことが、現代では難しい。

1日に何度か、「いま身体はどう感じているか」を問う。身体の声を聴ける人は、大きな病気を防げる。介護現場で何度も実感する真理です。アラン編②「身体から心を整える」と完全に同じ実践です。

2013 Cogden Bridge
Photo: Kreuzschnabel / CC BY-SA 3.0 via Wikimedia Commons

ヒルティの『幸福論』を、もっと深めたい方へ

ここまでの5つのレッスンを読んで「ヒルティの健康観や生き方論を、原典で深く読みたい」と感じた方には、『幸福論 第二部』(ヒルティ著・草間平作・大和邦太郎訳/岩波文庫)がおすすめです。第二部は健康・労働・苦難についての考察が特に豊かに語られた巻。健康を哲学的に整える土台として、生涯持ち歩ける一冊です。

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健康は「派手な努力」より「地味な規則性」

健康を土台と捉える、毎日歩く、規則的な食事と睡眠、過剰を避ける、身体の声を聴く――この5つは、すべて「地味な規則性で健康を守る」実践です。派手な健康法より、地味な毎日の繰り返しが、長く続く健康を作ります。

健康が崩れる日があってもいい

歩けなかった日、夜更かしした朝、食べすぎた夜、寝不足の週――どれも、あって当然です。崩れた自分を、責めないでください。ヒルティも完璧を求めません。今日は休んで、明日また規則性に戻れば十分です。

01 Calanche Piana
Photo: Myrabella / CC BY-SA 3.0 via Wikimedia Commons

あわせて読みたい一冊

ヒルティの言葉をビジネス書のように整理した形で、健康習慣にもすぐ落としたい方には、『超訳 ヒルティの幸福論──世界で一番幸せになる「思考力」』(齋藤孝/三笠書房)もおすすめです。76の思考法でヒルティの教えがコンパクトに整理されている、日常応用しやすい一冊です。

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心の疲れは、体の休め方でずいぶん変わります。眠りの浅さや腰の負担が気になる方は、寝具から見直してみるのも一つの手です。↓

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シリーズの今後について

次回⑭は「ヒルティに学ぶ感謝の習慣5レッスン」をお届けします。「感謝は幸福の入口」というヒルティ哲学を、毎日に染み込ませる実践を整理します。「3大幸福論編・ヒルティ編」はシリーズ全30回まで継続予定です。

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