【アドラーの教え編⑲】SNS・情報疲れと「比較癖」を手放す5レッスン|タイムラインに飲まれない、自分の物差しを取り戻す

※本記事はアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト)を含みます。紹介している書籍は、筆者が内容を確認したうえで掲載しています。

「SNSを開くたび、なぜか自分が小さく感じる」
「他の人の暮らしと比べて、勝手に落ち込んでしまう」
「情報を見すぎて、頭が疲れている気がする」

こんにちは、社会福祉士・ケアマネジャーをしているしおこめパパです。アドラーの教え編⑲、テーマは「SNS・情報疲れと『比較癖』を手放す5レッスン」です。

⑱で扱った「お金の不安」と並んで、現代人を消耗させているのがスマホ越しに流れてくる他人の暮らしです。アドラーは100年前の人ですが、その教えはSNS時代の私たちにこそ刺さります。今日はタイムラインに飲まれず、自分の物差しを取り戻すための実践を、5つに整理してお届けします。

SNSは他人の物差しの見本市。自分の物差しは、自分でしか持てない。

介護や子育てなどのある生活では、「自分はダメだ」と落ち込む方が増えている実感があります。映える生活なんてないんです。誰もが手探りで、誰もが疲れている。アドラーの言葉は、その比較の物差しを置くことから整えてくれます。

SNS・比較癖を手放すアドラーの5レッスン

ここからご紹介する5つは、SNSを完全にやめろという話ではありません。距離の取り方を整えるための実践です。スマホを手に持ったまま、ふっと息を抜けるようなコツを5つお渡しします。

① 「他人の幸せ」と自分を比べない

⑪で扱った劣等感は、SNS時代にいちばん刺激されます。タイムラインに流れてくるのは、加工された「他人のハイライト」。それと自分の「平均的な日常」を比べたら、勝てるはずがありません。アドラーは「比較は自分の中で完結させる」と説きました。

画面の向こうの誰かは、いい瞬間だけを切り取って投稿しているだけ。裏側には、あなたと同じ平凡な一日がある――この前提を持つだけで、画面の威圧感はずっとやわらぎます。

② SNSの時間を「課題の分離」する

④の「課題の分離」を、SNSにも応用します。SNSを見るかどうか、どれくらい見るかは、自分の課題。流れてくる情報の中身は、他人の課題。自分の課題に集中するなら、SNSは「使う」もので、「振り回される」ものではありません。

具体的には、スマホの通知をオフ、見る時間を1日2回だけにする、就寝1時間前は触らない――こういう小さなルールを自分の意思で決めるのが大切。「ついつい見ちゃう」を、「決めて見る」に切り替えるだけで、頭の疲労がぐっと減ります。

③ 承認欲求の罠を見抜く

アドラーが繰り返し戒めたのが「承認欲求」に振り回される生き方です。SNSの「いいね」を稼ぐために動くのは、他人の人生を生きているのと同じ。⑧で扱った「自己受容」を、ここで思い出してください。

投稿して「いいね」が少なくても、自分の価値は変わらない。「いいね」は他者の評価、価値は自分のもの。承認のために投稿しているのか、表現したくて投稿しているのか――その違いに気づくだけで、SNSの位置づけが変わります。

④ 比べるなら「過去の自分」とだけ

⑪と⑭でも繰り返し触れた「過去の自分との比較」を、SNS文脈でもう一度。タイムラインの誰かではなく、3か月前の自分と比べる癖をつける。それだけで、SNSは「敵」ではなく「自分を測る道具」に変わります。

「3か月前より、少し丁寧に暮らせている」「半年前より、心の整え方を知っている」――こういう自分基準の前進を確認する時間を、SNSを開く前に1分でいいので持ちましょう。物差しを取り戻すと、画面は怖くなくなります。

⑤ 「自分の物差し」を、紙に書いて取り戻す

SNSに飲まれる人ほど、自分の価値観の言語化を後回しにしています。アドラーは「自分の人生は自分のもの」と何度も言いました。だからこそ、自分が何を大切にしているか、何が嬉しい・悲しいかを、自分の言葉で書き出す時間が必要です。

紙に「私が大切にしたいこと」を5つだけ書く。それだけで、タイムラインに左右されない自分の物差しが手元に戻ります。ノート1ページの整理で、SNSの威圧感が半分になることはよくあるんです。

アドラー心理学を、もっと深めたい方へ

ここまでの5つのレッスンを読んで「比べ癖から自分を解放したい」と感じた方には、『自己肯定感を高める、アドラーの名言』(桑原晃弥)がおすすめです。アドラーの言葉から、自分を信じる暮らし方を取り戻す名言集。SNSに疲れた夜の頁めくりに、ちょうどよく効く一冊です。

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SNS時代こそ、「自分の物差し」が効く

他人の幸せと比べず、SNS時間を自分で決め、承認欲求の罠を見抜き、過去の自分と比べ、物差しを書き出す――この5つは全部、画面の向こうに奪われた自分の物差しを取り戻す実践です。SNSは敵じゃない。ただ、自分の物差しなしで使うと、心を削られる道具になるだけ。アドラーが100年前に置いた言葉は、まさにこの時代のためのものです。

比べてしまう日があってもいい

ふと開いたタイムラインで、ずっしり胸が重くなる日。あって当然です。比べてしまう自分を、責めないことのほうが大事。比べた事実より、そこからどう自分の物差しに戻るか――それだけで、SNSとの付き合いは続きます。今日はスマホを置いて、自分の3つの「ある」を数えてみるだけで十分です。

あわせて読みたい一冊

今回の学びを「人間関係全般」に応用したい方は、『人間関係が楽になるアドラーの教え』(岩井俊憲/大和書房)もおすすめです。SNS・職場・家族など、どの関係でも効く、アドラーの「軽くなる」考え方が、やさしくまとめられています。

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シリーズの今後について

次回⑳は「シリーズ中間総括・アドラーで生きる5レッスン」をお届けします。①〜⑲の核を、毎日に効く形でぎゅっと一枚に整理します。「アドラーの教え編」はシリーズ全30回まで継続予定です。

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