アドラー流㉙ 紹介書籍総集編|読書ガイド

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「シリーズで出てきた書籍、結局どれから読めばいいの?」
「自分の関心に合わせて、どこに進めばいい?」
「もう一歩、アドラーを深く読みたい」

こんにちは、社会福祉士・ケアマネジャーをしているしおこめパパです。アドラーの教え編㉙、テーマは「これまで紹介した書籍の総集編|シリーズで出会った50冊以上から、自分に合う一冊を選ぶ読書ガイド」です。

シリーズ㉘までで、合計50冊以上のアドラー関連書籍を、テーマに沿ってご紹介してきました。今回は「結局、どれから読めばいいか」に答える総集編です。シリーズ全体を読書地図に整理し、目的別の入口を5つに分けてお届けします。

本は出会うものじゃなく、選ぶもの。目的別に入口を持つだけで、読書は変わる。

ケアマネとして高齢の方の人生を伺っていると、晩年に「読書ノートを作っていてよかった」と話す方が一定数います。アドラーは入口さえ間違えなければ、どの本も人生のどこかで効いてくる哲学です。今日は迷いがちな読者の方への、読書ルート図をお渡しします。

シリーズ書籍の総集編・5つの読書ルート

ここからご紹介する5つは、シリーズに登場した50冊以上を「目的別の入口」で再整理したものです。すべて読む必要はありません。自分の関心に合うルート1つから、まず1冊めくってみてください。

① マンガ・図解から入る「やさしい入門ルート」

アドラー心理学を「読み物として軽く入りたい」方には、マンガ・図解系がいちばんおすすめです。シリーズでは『マンガでよくわかる アドラー流子育て【新版】』『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』『決定版 アドラー心理学がマンガで3時間でマスターできる本』『イラスト&図解 知識ゼロでも楽しく読める!アドラー心理学』『超図解 アドラー心理学の「幸せ」が1時間でわかる本』など、多数取り上げました。

読書習慣のない方でも、「1時間で全体像がわかる」のがこのルートの魅力。図解で構造を掴んでから、テキスト系に進むと、難しい概念もすっと入ってきます。シリーズの「最初の一歩」として、まず読みやすい1冊を手に取ってみてください。

② 「岸見一郎・岩井俊憲」2大スペシャリストルート

日本のアドラー心理学の二大スペシャリストが、岸見一郎先生と岩井俊憲先生です。岸見一郎先生は『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』『アドラー心理学入門』『老いる勇気』『介護のためのアドラー心理学入門』など、哲学的・思索的なアプローチ。岩井俊憲先生は『勇気づけの心理学』『感情を整えるアドラーの教え』『人を育てるアドラー心理学』など、実践・トレーニング的なアプローチが特徴です。

好みで選ぶなら、内省派は岸見先生、実用派は岩井先生。両方の入口を1冊ずつ読むと、同じアドラーが立体的に見えてきます。これがシリーズ全体を貫いてきた、最も信頼できる2本の柱です。

③ テーマ別の「深掘りルート」

特定の悩みに焦点を当てたい方には、テーマ別の専門書がおすすめです。仕事なら『働く人のためのアドラー心理学』『もしアドラーが上司だったら』。介護なら『介護のためのアドラー心理学入門』『アドラー式 老いた親とのつきあい方』。夫婦なら『夫婦の教科書』『アドラーが教えてくれた「ふたり」の心理学』。お金なら『お金の不安が消える アドラー流家計管理』。

シリーズ⑬〜㉘のテーマ別記事と対応しているので、記事を読んでから対応する本へ進む形がいちばん効率的。「いま自分に必要なテーマ」から1冊だけ深掘りする、これがアドラー読書の賢い進め方です。

④ 「アドラー本人著作」を読む上級ルート

解説書をある程度読んだあと、もう一歩深く進みたい方には、アドラー本人の著作にあたるルートがあります。『子どもの教育(アドラー・セレクション)』など、岸見一郎先生による翻訳シリーズで、アドラーの肉声に近い言葉が読めます。

本人著作は解説書より読みづらいですが、言葉のひとつひとつに重みがある。何度も戻ってきて、別のページが響くようになる――そういう一生の本です。シリーズで関心を持った方には、いつかチャレンジしてほしいルートです。

⑤ 「100の言葉系」で日常に持ち込むルート

忙しい方には、名言集スタイルがおすすめです。『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』『アルフレッド・アドラー 一瞬で自分が変わる100の言葉』『自己肯定感を高める、アドラーの名言』など、シリーズで何度も取り上げてきました。

1日1ページ、めくるだけでいい。本棚に置いておく「お守り」として使うのがコツです。⑨でご紹介した「毎日の習慣にする」と相性が良く、忙しい日の3分で、シリーズ全体の核を反復できる――そんな実用性が魅力です。

アドラー心理学を、もっと深めたい方へ

ここまでの5つのルートを読んで「アドラーをビジネス・経営の文脈でも深めたい」と感じた方には、『経営者を育てるアドラーの教え』(岩井俊憲/致知出版社)がおすすめです。アドラー心理学を経営者の視点からまとめた一冊で、人を育てる立場のすべての方に効く深さを持っています。シリーズ最終章に近づいた今、もう一段深く読みたい方にぴったりの本です。

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読書は「全部読む」より「自分の入口を持つ」

マンガ・図解、2大スペシャリスト、テーマ別、本人著作、100の言葉系――この5つのルートは、シリーズの50冊以上を「目的別の地図」に整理したものです。読書の正解はありません。自分の関心と心の状態に合うルートを選んで、1冊から始めれば十分です。本との出会いは、人との出会いと同じ。タイミングが合えば、必ず効きます。

読み進められない日があってもいい

本を開く気力がない日、買ったまま積んでいる本、読みかけで止まっている本――どれも、あって当然です。本は逃げません。3か月後、半年後、1年後に手に取れれば十分。読書は完璧を目指す競技ではなく、自分のペースで人生に染み込ませる行為です。今日は積読でも大丈夫。明日、本棚を眺めてみるだけで、もう一歩前です。

あわせて読みたい一冊

解説書から、アドラー本人の言葉に進みたい方には、『子どもの教育(アドラー・セレクション)』(アルフレッド・アドラー著/岸見一郎訳/アルテ)もおすすめです。アドラー本人の代表的な著作を岸見先生が翻訳した「アドラー・セレクション」シリーズの一冊。教育論の名著ですが、子どもがいない方にも普遍的な学びがあります。

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もっとアドラー心理学を極めたい方はこちら↓

シリーズの今後について

次回㉚は「幸福についてのアドラーの教えを深掘り(次シリーズへの橋渡し)」をお届けします。シリーズの締めくくりとして、アドラーが描いた幸福像をもう一度深く見つめ、そして次のシリーズ「3大幸福論編(アラン・ヒルティ・ラッセル)」へ橋を架けます。「アドラーの教え編」は次回でいよいよ全30回完結です。

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